商品やサービスの価格に対する需要の変化比率のこと。需要と供給が変化する度合いを表す数値。
価格弾力性=需要の変化率(%)/価格の変化率(%)
上記の計算式によって導き出された価格弾力性の数値によって、このような分析結果が得られる。
■「1よりも大きい」=弾力的
端的にいえば、代替可能な他ブランドがあることを示し、価格競争に巻き込まれる可能性が高い。
■「1よりも小さい」=非弾力的
価格が上がっても需要が減りにくいため、その商品やサービスには競合に比べて価格以外の価値があると考えられる。
非弾力的だとわかれば、値上げすることで収益アップにつながる可能性が高く、弾力的だとわかれば、値上げすることで収益ダウンにつながる可能性が高い。
価格弾力性を明らかにすることは、商品やサービスの適正価格を見極めることに役立てられるのだ。