効率的・効果的なマーケティング活動を自動的に行うための支援ツール。
一般的にはMAという略語で呼ばれることが多い。
1992年にアメリカのUnicaという会社が発祥したのが起源と言われており、インターネットの普及とともにMAも広がっていった。現在では国内外から様々なサービスが登場しており、大手ITベンダーによって統合ソリューションとして提供されるケースも増えた。
MAで実現できることは、簡単に言えばセグメンテーションの自動化である。マーケティングの対象となる見込み客は一人ひとり興味・関心・消費行動が異なる。それぞれに対して適切なコミュニケーションをとることが重要だが、そのためには膨大な仕分け作業が必要となる。
MAを導入することで、たとえば見込み客の属性や行動履歴などの情報を簡単に一元管理したり、顧客ごとのアプローチするタイミングやその訴求ポイントを自動で抽出したり、特定のマーケティング活動を行う対象を絞り込みしたり、ツールによっては一連のマーケティング活動を自動で行うことも可能になる。
販路の拡大はもちろんのこと、見込み客情報の資産化や生産性の向上をもたらす可能性が高く、近年MAツールを取り入れる企業が国内でも非常に増えてきた。MAの市場は今後もさらに拡大することが予想されている。