企業やブランドが提供する商品やサービスにとって、最も重要で象徴的なユーザーモデル(顧客像)のこと。一般的な「ターゲット」が年齢や性別、職業などの基本情報をセグメントした集団であるのに対し、ペルソナはそういったセグメンテーションのみならず、「これまでの人生経験」や「今の悩み」、「将来の夢」、「1日の過ごし方」「口癖」など、より具体的かつ個人的な人物像を描き出すことに重点が置かれる。
ペルソナをあたかも実在する人物のように詳しく描写することができれば、商品やサービスを利用するタイミングや使い方、その人にとっての価値などを具体的に特定し、新商品開発やサービス改善に生かすことができる。
ペルソナは架空の人物ではあるものの、想像や推測で描くことは精度が下がので避けたい。顧客データなどの実在する情報から設定することが重要であり、状況によっては複数のペルソナを設定することも必要である。