消費者が購買にいたるまでのプロセスを段階別に表したモデル。Aware(認知)・Memory(記憶)・Trial(試用)・Usage(本格的使用)・Loyalty(固定客)の5段階のプロセスの頭文字を表したもの。
AMTULはAIDMAとは異なり、各段階を数値で捉えることができる。具体的には、それぞれの段階において下記の数値が導き出される。
認知=「再認率」
記憶=「再生率」
試用=「使用経験率」
本格的使用=「主使用率」
固定客=「今後の購入意向率」
このように、AMTULモデルでは各段階において具体的な指標を定めることが可能なため、消費者に対するコミュニケーション目標を達成できたか定量的に検証することが可能となる。
広告・キャンペーンなどの効果測定はもちろん、自社のブランド・製品を成長させていく過程で、次の打ち手を立案することに効果を発揮する。また、単純に再認率・使用経験率などの段階ごとの指標を把握して打ち手を考えるだけでなく、段階間の比較により打ち手を考案する事も効果的である。