企業における職務ポジションの一つ。一般的にはマーケティング全般に責任を持つ経営幹部のことを指す。最高マーケティング責任者ともいう。
CFOやCTO(最高技術責任者)などと同様に、CMOは企業の特定部門における責任と権限を有していることが多い。マーケティング発想のもとで企業を運営していこうとするCMOは、売り上げや利益を中心に考える幹部と違い、CMOは顧客を中心に考え行動する必要があるとされている。
なぜなら、顧客にとっての価値を生み出す、その価値を実際に提供する、さらなる顧客満足度の向上に努めるといったといった施策の積み重ねがゆくゆくは売り上げや利益の長期的な増大につながるからだ。
CMOには「クリエイティブ力」と「データ分析力」という二つの資質が求められるという。要するに、直感と分析の両刀使いができる人材がCMOにふさわしいと言えるだろう。