インサイドセールスとは、獲得したリード（見込み顧客）を精査し、確度の高いリードを見極め、効率的に営業活動を行う施策のこと。見込み顧客を顧客に繋げるために用いられるほか、休眠顧客の掘り起こしに活用されるケースもある。
営業活動といっても、従来の営業のように取引先やターゲットをいくつも訪問してリードを獲得する方法（フィールドセールス）とは違い、インサイドセールスは主に電話やメール、Webシステムを活用した営業活動となる。そのため、「内勤営業」と呼ばれることも多い。
従来のフィールドセールスと対比した時のメリットとしては、商談や移動に費やされる時間を削減できるため、少人数で成果を出すことができ、効率的に人材リソースを活用できるという点が挙げられる。
インサイドセールスを下支えするのは、言うまでもなく顧客情報を集約したデータベースである。電話やメールなどのやりとりから得た情報を正確に記録し蓄積することから、確度の高いリードの掘り起こしは始まる。そのため、顧客情報を一元的に管理するデータベースの構築はもちろんのこと、欲しい情報を顧客から引き出すためのマニュアルや営業力育成も欠かせないと言えるだろう。