あえてブランド名(あるいは親ブランド)を使わずに、ロゴやシンボルマークなどでマーケティングを行う戦略のこと。
企業やブランドが持っている色やイメージを消すことで新しいイメージやポジションを作り出す狙いもあれば、ブランド認知が確立されたことでブランド名を使わずとも消費者への露出が可能となることからデ・ブランディングが行われる場合もある。
前者の例でいえば、たとえばSNSでは企業色の強いアカウントが忌避されることも多い。そこで敢えてアカウント名に企業名を用いず、自社の宣伝以外の投稿も行い、消費者とのコミュニケーションを試みるケースがある。
後者の代表例は、スターバックスとナイキだろう。彼らは自社のロゴからブランド名を取り除き、ロゴマークだけを残した。
デ・ブランディング戦略を実行する場合、基本的には世間に周知された企業やブランドでないと、あまり大きな効果は期待できないとされている。認知度が十分でない企業はブランドは、まずひとつの文脈で認知度を高めることが大切ということだ。