日々、ブランドと向き合って、つくったり直したりしているのだけど、ブランドは見えないなぁと思う。いや、ブランドのプロダクトや店舗やロゴやWebサイトなどなどカタチとして見えるものもたくさんある。けれど、常にブランドのこれからをつくっている側からしてみれば、このブランドがどうなっていくのかカタチとして見えてはいないのだ。ブランドオーナーや僕の頭の中にはあるのだろうけど、ブランドは多くの人でつくられる。カタチとして見えていないブランドをみんなが見える状態に持っていくのが僕らの仕事なのだと、ふと思った。そして、ブランドは見えないということは、ブランドの未来をつくっているということと同じことなのだろうなと思う。そう思うと、ブランディングという仕事は未来という希望と不安がつきまとう、なんとも魅惑的な仕事じゃないかと思うのだ。