主に工場の生産現場の作業効率や技術力、安全性の確保を見直す活動のこと。現場の作業者たちが主体となって知恵を出し合い、問題を解決する点に特徴があり、単に誤りや欠点を正す意味の「改善」と区別するために「カイゼン」と表記されている。
発祥は1951年にトヨタ自動車が導入した「創意くふう提案制度」。社員一人ひとりが技術や製造に関する改善策を提案し、提案内容が優れていれば実際の仕事に採用され、表彰されるという制度。「知恵の数だけ競争に勝てる」というモットーで、全員で知恵を出し合い、現場の声が反映された強固な改善策が次々と誕生した。