完成されたものより、未完成のものや発展途上のものに興味が湧くという心理的効果のこと。旧ソビエト連邦の心理学者であったツァイガルニクが提唱した。
何かを達成しなくてはいけないというときに人は緊張状態となり、この緊張は課題が達成されると解消されて課題自体も忘れたりする。しかし、課題が途中で中断されると緊張状態が持続するため、課題を完了させたいという欲求が働く。
例えば、テレビドラマが盛り上がる場面でCMに入ったり、翌週に持ち越されたりすると、人はその結末が気になって視聴を続けてしまう。「この続きはWebで」「東京の新スポットとして話題沸騰中の〇〇とは?」といったコピーもツァイガルニック効果を狙った例と言える。