マインドシェアとは、ある特定のカテゴリにおいて、消費者の心(マインド)に占めるブランドの占有率(シェア)のこと。
ポジショニング戦略を提唱したアル・ライズとジャック・トラウトは、競争の激しい市場においてブランドが成功できるかどうかは、ブランドの潜在的な顧客を含めて「顧客の心の中でどのようにポジショニング(存在価値の位置づけ)を獲得するかで全てが決まってしまう」と述べている。
例えば、ハンバーガーを食べたいと思ったとき、最も多くの消費者が最初に心に思い浮かべるブランドが、市場においてもシェアNo.1を獲得している可能性が非常に高い。
つまり、市場においてナンバーワンになりたければ、マインド・シェアにおいてナンバーワンにポジショニングされるよう戦略を練ることが重要であり、ナンバーワンへの近道であるのだ。