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ポートフォリオ分析【portfolio analysis】

CATEGORY : ブランディング用語集

UPDATE : 2018.10.23

文責 : 松山響

複数の製品や事業について優先すべき事項を決定するために用いられる手法。二つの重要な指標を二次元グラフに表現し、そこに要素をマッピングしていく。

ポートフォリオ分析を活用した最も有名なフレームワークは、ボストン・コンサルティング・グループが開発したPPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)だろう。自社製品を「市場占有率」と「市場成長率」の二次元グラフで表現すると、以下の4象限に分けられる。

(1)花形【市場成長率:高/市場占有率:高】=売り上げ・利益を多く獲得できる。競合他社が多く存在する場合がほとんどのため、シェアを維持し続けるために投資を続ける必要がある。

(2)金のなる木【市場成長率:低/市場占有率:高】=追加で投資せずとも、市場占有率の高さから安定的な売り上げ・利益を獲得できる。市場成長率が低いため、製品サイクルの成熟期から衰退期にあたる。

(3)問題児【市場成長率:高/市場占有率:低】=成長率は高いため、投資をしてシェアを伸ばせれば花形製品に成長する可能性を秘めている。一方、成長率が下がると「負け犬」になってしまうため、投資判断が難しいエリアでもある。

(4)負け犬【市場成長率:低/市場占有率:低】=これ以上の成長もシェア獲得の可能性も見込めないため、撤退や売却を検討する必要がある。

こうしたマッピングと分析は企業やブランドの意思決定に有用ではある一方、デメリットとして複数の事業間のシナジー効果が考慮されていない点や、成熟・衰退期にある市場が再び活性化したり、イノベーションが起こって新たに進化する可能性などが想定されていない点なども挙げられる。

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