ハロー効果とは、ある特徴が関係のない他の特徴と関連づけられる認知バイアスのこと。企業やブランド、商品、サービス、人などの対象について、好ましい部分(あるいは好ましくない部分)があると、その評価に引きずられて全く関係のない部分の評価にも影響したり、全体の評価に影響を及ぼすような傾向のことを指す。
たとえば、大学教授や著名人などある分野で有名な人の意見を聞く際、まったく専門外のテーマに対する意見であってもそれが正しいように感じたり、権威があると感じてしまうことがある。または、外見の印象がいい人だと内面についても信用できると感じてしまうこともハロー効果のひとつと言える。
ハロー効果を用いたマーケティング手法としては、著名人や社長など有名・権威のある人物のレコメンドを紹介する、公的機関や海外で商品・サービスが導入されていることをアピールする、テレビや有名雑誌などメディアへの掲載実績を紹介する、などの方法がある。