クリティカル・マスとは、ある商品やサービスの普及率が爆発的にアップするために必要な最小限単位の供給量のことを指す。もともとは物理化学用語の「臨界質量」が語源とされており、マーケティング業界でも使われるようになった。
通常、商品やサーブスが市場に投下されると、まずは世の中への感度が非常に高いイノベーターに受け入れられ、次にイノベーターほどではないが新商品やサービスに積極的なアーリーアダプターへの普及を経て、徐々に保守的な消費者層へと広がって行く。
このマジョリティへと伝播するための市場普及率は16%であると言われている。つまり16%を超えるラインがクリティカル・マスの臨界点であるとも言える。この普及率を超えることが、ヒット商品・サービスを左右するひとつの目標値として捉えることができるだろう。