定量調査は、マーケティングリサーチの手法の一つ。定性調査とセットで語られることが多い。
定量調査は収集したデータを数値化することを前提にして、質問内容や回答の選択肢が設計される。
人数、価格、販売数などの「量」や「割合」のように数字で表されるデータのことを「定量データ」と言い、この定量データを作成することが、定量調査の主たる目的である。
用途としては、市場の実態を把握するときや、仮説を検証するときに用いられ、調査結果が明確に数値化されることが特徴。そのために、質問票を用意して対象者に回答される「サーベイ調査」と言われる手法が用いられることが多い。サーベイ調査では、結果を数値の大小で表せられる、標準化ができる、統計的な分析ができる、調査の管理を簡単に行えるといった利点がある。