特定の市場に製品やサービスを提供している企業・ブランドが、
競合の脅威に対抗するために同じ市場に新製品・サービスを投入すること。
たとえば、ユニクロのGUはもともと、
大手スーパーなどがユニクロの競合商品を出してきた際に、
ユニクロがワンランク上の製品だという認識を植え付けるために
市場に投入されたブランドであった。
このように、競合との競争を避けるために
戦略的に投入される新製品・サービスをフランカー・ブランドと呼ぶ。
既存商品は、常にライバルからの攻撃を受けるリスクを孕んでいる。
類似製品をより低価格で提供する競合が現れると、
既存ブランドは競争に巻き込まれる。
そこで競合と直接対決するのではなく、
ライバルのポジションを崩すような新しいブランドを投入して、
既存ブランドを競争から回避させるのがフランカー・ブランドの戦略だ。