マーケティングとは何か。
広辞苑 第七版によると、マーケティングとは、商品を大量かつ効率的に売るために行う、市場調査・広告宣伝・販売促進などの企業の諸活動とある。
だが、マーケティングは単なるビジネスの手法ではない。もっと普遍的なものだとコトラーは言っている。マーケティングとは、自分と自分以外との差別化を図り、ターゲットを絞り込むことを意味する。
自分が提供できる価値はなんなのか。自分にとってターゲットは誰なのか。自分のターゲットが好み、あるいは欲しているモノやサービスはなんなのか。この自問を続けることが重要だという。
この上の文章の自分を自社と、ターゲットを顧客と言い換えてみるとビジネスにおける収益性の高い顧客リレーションシップを構築することという意味にとれる。
また、自分は自分のままに、ターゲットを結婚相手と言い換えれば婚活に、ターゲットを就職したいと願う会社に置き換えれば就活を実現するための方法となる。
つまり、マーケティングとは、ターゲット(顧客)にとって価値のあるモノやサービスを通して、ターゲット(顧客)の問題解決のお手伝いをすることなのだ。
それにはターゲット(顧客)の特定とターゲット(顧客)の問題の特定が先決となる。