競合のいない新しい市場を創造する「ブルーオーシャン戦略」における重要なフレームワークの1つ。
3つの非顧客層では、非顧客を分析して新たな顧客層を生み出すことを目的とする。
これまではターゲットとしてこなかった層が、どうしたら商品やサービスを利用してくれるのか。
それを検討するため、非顧客を3つのグループに分類する。
■第1グループ
このグループは自社ブランドを利用してはいるものの、特に愛着はなく、新商品や安い代替品があれば簡単に他社にスイッチングしていく層。どうして代替品にスイッチするのかを分析する必要がある。
■第2グループ
商品やサービス、企業に対して否定的な印象を抱いている層。
その商品・サービスは利用しないと決めており、積極的に代用する商品・サービスを利用している。
ネガティブな感情を取り除くための施策を考える必要がある。
■第3グループ
その商品・サービスのみならず、競合他社や代替品も含めて利用しない層。
ターゲットから最も遠い位置にある一方で、この層にリーチできれば大きな市場拡大が望める。
非顧客層の調査は対象が広範囲に及び、資源や時間的コストもかかることが多いが、ブレイクスルーを狙うブルーオーシャン戦略にとっては非常に重要な作業だといえる。