自社の新規事業と既存事業が競合する現象のこと。
カニバライゼーションには
「人食い」や「共食い」という意味があり、
自社の商品を自社の他商品が共食いするという意味合いからそう呼ばれるようになった。
新商品を導入することで、既存の商品の売上が減少すると、
新商品導入による費用の分だけ損失を出してしまう危険性がある。
■カニバライゼーションの具体例
(1)発泡酒がビールの売上を食いつぶす
(2)低価格の新型車がワンランク上の主力車の売上を食いつぶす
(3)単価の安いリフォームが新規住宅売上を食いつぶす
(4)デジタルカメがアナログカメラの売上を食いつぶす
カニバライゼーションを避けるためには、
既存商品とは異なる商品カテゴリの新規事業を立ち上げる
既存商品とは異なる流通チャネルを利用する
既存商品とは異なるターゲットを設定する
といった施策が必要となるのだ。