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大きな資産を眠らせていませんか?

CATEGORY : 今日の一筆

UPDATE : 2018.11.14

文責 : 一筆太郎

父がライターデビューした。
 
https://since2020.jp/story/2314/
 
 
僕がお願いして、
僕が運営しているメディア(ブランディングマガジンSINCE.)で書いてもらったのだ。
 
 
ブランディングマガジンSINCE.は
ブランドのストーリーをエンタメにすることをテーマに
今年の6月に始めた。
既に300を超えるブランドの物語ができあがっている。
 
 
父は西武百貨店の食品売り場、いわゆるデパ地下で
名産品や食品ブランドのバイヤーをしていた。
 
 
だから食品分野に強く
旅行なんかに行くとここはこれが有名で
と教えてくれるのだ。
 

金沢に父と母と僕ら夫婦の4人で旅行したときのこと。

 
それまでは特に何も思っていなかったが
同行した僕の奥さんは父による金沢の名産品ブランド解説が
とても新鮮だったようで、この知識をぜひ活かせないか?
という話になった。
 

うちの元気な母親も
「私ももったいないと思ってたのよー」
と無責任に言い放っていた。
 
 
父はあまり乗り気なようではなかったが
「まぁ考えてみるよ。あんまり期待はするなよ」
と言った。
 
 
旅から戻って数日後、
僕らは改めて父に相談に行った。
 
 
父に話すと、メディアの趣旨を聞いた上で
ならば一品で300年つづくブランドを紹介するのはどうか?
と提案してくれた。

きっといろいろと考えてくれていたのだろう。
 
 
東都のれん会というのがあるんだと教えてくれて
山本山の海苔やとらや、そして長命寺桜もちなど
江戸時代からつづく50以上のブランドがあることを知った。
 
 
すべてが300年というわけではなかったので
一品で100年ブランドというシリーズにして
第一弾の長命寺 桜もちが完成した。
 
 
 
この知識は父が長年会社に勤めることによって身についたものだ。
 
 
僕はこれが企業の大きな資産なのではないかと思っている。
 
 
父は百貨店で食品を扱っていたので
その分野に精通しているが、
例えば、システム会社であれば
システムに関する知識が溜まっている。
 
 
運送業であれば、
荷物の持ち方や詰め込み方、運び方などの
知識が溜まっているだろう。
 
 
これらは人の頭の中に蓄えられていることが多い。
 
 
それを言語化してみると
今回の父の記事のようにコンテンツに変わる。
 
 
WEBサイトを通じて発信すれば
それは立派なオウンドメディアにもなりうるものだ。
 
 
企業は大きな資産を持っている。
活用しないのはあまりにももったいない。

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