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【アンバサダーマーケティングの成功事例】熱狂的ファンがアガる特典で成功!

CATEGORY : ブランディング成功事例

UPDATE : 2019.12.16

文責 : 一筆太郎

この記事のポイント

熱狂的なナノブロックファンとスタッフが議論する場を提供

新商品をいち早く体験できる特典でファンとの繋がりを強固に

熱狂的なナノブロックファンとスタッフが議論する場を提供

世界中の子どもから大人まで、幅広い層から支持される「ナノブロック」。

この玩具を主力商品とする「カワダ」は、2014年にマーケティングの一環として「ナノブロック アンバサダープログラム」を開始した。

「ナノブロック アンバサダープログラム」とは、ナノブロックの特徴や新商品情報などを自身のブログやSNSを活用して主体的に発信してくれるファンを募り、コミュニケーションを生む施策である。

ナノブロックには、すでに様々な方法で自発的に情報発信をする熱狂的なファンが多数いた。

メーカーとしては、この貴重な存在を活用しない手はない。

彼らを公式ナノブロックアンバサダーに登録してもらい、メーカー側のスタッフと一緒にナノブロックの魅力について議論し、新たな展開を模索していくパートナーとして活動してもらうのが狙いだ。案の定、熱狂的なファンの熱量がこもった議論は大きな盛り上がりを見せたという。
 
 
 

新商品をいち早く体験できる特典でファンとの繋がりを強固に

ナノブロックアンバサダーには、新商品のアンバサダー限定発売前イベントやモニター施作など、アンバサダーとしての活動を促進するさまざまな特典が用意されている。

その第1弾は「ナノブロックの世界へようこそ」と題され、本社に30名ほどのアンバサダーを招いて行われた。これは新商品の乗り物シリーズを、発売前にアンバサダーに試してもらうイベントであり、往年のナノブロックファンにとってはたまらない体験である。

さらに、新商品「ナノブロック プラス」のキットと未公開の限定作例シートを50名のアンバサダーに提供し、オリジナル作品を作製して情報発信もらうなど、拡散につながるような体験プログラムも実施している。

アンバサダーは、メーカー側の思惑からよい意味で逸脱した発想を持ち、自らの工夫で商品の可能性を広げる。

カワダはこのファン1人ひとりとのコミュニケーションから、リアルな反響を学び、プログラムと商品の改善に生かしている。

さらに、これらの施策はナノブロックの大ファンであるアンバサダーにとっても、十分にメリットを享受できるもの。

アンバサダーマーケティングによって、メーカーとファンの繋がりをさらに強固なものにしている点も、この取り組みの大きな成果である。

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