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11/19
ブランディング道

CATEGORY : 今日の一筆

UPDATE : 2018.11.19

文責 : 一筆太郎

ブランディングの仕事をしている人が集まって、ブランディングの話をした。場所は福岡は博多である。
 
 
なんだ、同じ業界の人が仕事の話をするなんてあたりまえじゃないか、と言われそうだけど(ウェブ開発の人たちが集まってパーティーをしたり、制作会社の社長たちが飲み会を開いたり、ブライダル関係者は軽井沢で会合を開いたりと他の業界の人たちの噂は日頃からよく聞く話だ。)、実はこれが新鮮なのだ。
 
 
だけど、ブランディングに関してはそうはいかない。なにせ業界といえるようなカタチがないのだ。今回集まったメンバーもブランディング会社です。などと名乗ってはいない。外から見える姿はブランディング屋であらず、身をひそめるように活動している。ブランディングとして大きな成果を上げてるにも関わらず。
 
 
ブランディングはあやしい。そう当人たちも思っている。いっそブランディングという名前をやめたらどうだろうか?なんて話もでる。それだけじゃなく、僕たちがやっていることはブランディングなのだろうか?と思っていたりする。きっと、ブランディングってなんなの?って心のどこかで思っているし、相手が理解していない言葉だから意味がないとも思っているのだろう。広告の仕事をしていたけれど、深い悩みに乗っていたら、いつの間にかブランドの話になっていた、なんて話がボロボロ出てくる。
 
 
話をしていて、共通しているなと思ったのは、みんながクライアントの事業を本気でよくしよう、もっと儲かるようにしようと思っていることだった。正面から向き合って、アイデアを出して、実行して結果まで出している。クリエイティブの生かす場所はそこだと思っている。だけど、それをブランディングとは呼んでほしくはないのだ。
 
 
なぜならブランディングがあやしいから。あやしさに巻き込まれるなんて損しかないことは誰にだってわかる。
 
 
僕は、すごく理解できるけど、すごくもったいないと思った。こういう人たちがやっていることをもっと多くの人が知ってくれたら多くの会社がもっとよくなるはず。そこで、イベントを行うことにした。
 
 
その名は「ブランディング道」。
 
 
華道や茶道のような意味での道がブランディングについた。まだ道の見えないブランディングに道が見えるようになることも目的としている。ブランディングってなんなのかということもあるし、ブランディングとお金の問題もある。ブランディングと広告の違いを話すのも楽しそうだし、アイデアは尽きない。早く発表できるようにがんばります。

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