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問題はどこにあるのか?視座が変わると、善悪も変わる。

CATEGORY : 今日の一筆

UPDATE : 2018.11.10

文責 : 一筆太郎

犬のしつけ教室に通っている。
 
うちにはアンジィという12歳のミニチュアダックスがいるのだが、
彼女が元気なうちにもう一匹飼おうと僕が提案して、
今年の8月に2歳のミニチュアダックスがやってきた。
 
彼女にはドリーという名前をつけた。
 
 
ブリーダーさんから直接もらい受けたのだが
ドリーは生まれて2年間、犬と一緒に暮らし
人間と接するのはブリーダーの女性のみだった。
 
だからか、土を食べようとするし
人を恐れる。特に男性を。
 
  
僕はドリーに毛嫌いされ、
家で顔をあわせるたびに
大きな悲鳴のような鳴き声を浴びせられる。
そんな日々が1ヶ月ほど続いた。
僕も奥さんも疲れていた。
 
  
そんな話を友だちにしたところ
彼は「それは問題犬じゃないですか」と笑いながら
彼の飼い犬も通ったという
よいドッグスクールを紹介してもらった。
 
  
そこで最初に受けたセミナーが
目から鱗だった。
 
 
たとえば、アンジィ(先住犬)にご飯をあげるとき待てをする。
ほどなくして「よし」と言葉をかけるとアンジィはガツガツと食べ始める。
 
 
宅配便の人や誰か知人が家に来ると泣きわめく。
 
これらの行為になんの疑問も持っていなかったのだが
どうやらアンジィは番犬として育てられてきたようなのだ。
 
問題犬はドリーだけではなかった。
 
 
かつて犬は室内ではなく室外で
主に番犬の役割を果たすべく飼われていた。
それが近年では家族のような存在となり
番犬ではなく、家庭犬や家族犬と呼ばれるようになった。
 
 
ここ10年くらいで大きく変わったそうだ。
アンジィは12歳である。
アンジィ世代では当たり前だった
犬との関係やしつけが今では変わっているのだ。
 
 
番犬は軍用犬のしつけがベースになっている。
犬が人間の言う通りに行動するためのしつけだ。
 
 
家族犬のしつけは違う。
犬と人間が一緒に暮らす家族として
幸せになることがゴールになる。
 
 
だから、これまで言われてきたような
人と犬の上下関係をはっきりさせることが大切なのではなく
犬が飼い主を好きになることが大切だというのだ。
 
 
僕がドリーに吠えられる理由は
僕がドリーを服従させられないからではなく
単に嫌われていたからだった。
 
 
そもそも彼女は男が嫌いな上に
言われてみればずいぶん嫌われるような
行動をとっていた。
 
 
ドリーが問題犬だったのではなく
僕が問題人間だったのだ。
 
 
ドリーは社会性を身につけるための訓練を
僕は問題ない行動をするように頑張っている。
ドリーに好かれる日が来るまでやるしかない。
 
 
視座が変わると見える風景はもちろんのこと
善悪まで変わってしまう。
問題の所在がなんであるのか?
今一度、自分が見ている視座が正しいのか考えることが重要だ。

正しい視座を持つことが大事だと、ドリーが教えてくれた。

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