Branding Knowledgebase SINCE.

ロゴは、どんな時に変わるのか?

CATEGORY : ブランディングを本に学ぶ

UPDATE : 2018.10.24

文責 : 一筆太郎

この記事のポイント

ブランド認知が高まると、ロゴから文字が消える

合併などでロゴを変えなければならない時、ロゴは複雑になりやすい

『ロゴ・ライフ 有名ロゴ100の変遷』
ロン・ファン・デル・フルーフト著


 
 
 
ロゴは、変わる。
 
変わる理由は大きく二つある。
 
一つは、変えたくなったから。
もう一つは、変えなければならなくなったから。
 
である。
 
 
自ずから変える場合、そこには経営者の意思が込められている。
合併や分離などによる外的要因で変える場合、ロゴは複雑になりやすい。
 
本書には有名ロゴの変遷が100集められている。
どんなポイントでロゴが変わるのかを学べそうだ。

ブランド認知が高まると、ロゴから文字が消える

1978, nike


 

1985,nike


 

1995,nike


 

ご存じナイキは1995年にNIKEという文字が取れて、Swooshだけになっている。
フィル・ナイトは当初このロゴに対して、「いいとは思わないが、いずれ好きになるだろう」と話したという。
 

1971, Terry Heckler


 

1992, Terry Heckler


 

2011


  
 
 
 
スターバックスコーヒーも創業40周年を機に文字を外している。コーヒー以外の商品が登場したのが理由だ。
  
 

合併などでロゴを変えなければならない時、ロゴは複雑になりやすい

アディダスは、1949年にスリーストライプスが創設者のアディ・ダスラーによって誕生している。その後、1990年にピーター・ムーアによってスリーバーロゴが誕生。しかし、2002年にサロモンとの合併によって変更されるも、2005年にはサロモンを売却したことにより統一ロゴが誕生している。
 

1949


 

1990


 

2002


 

2005


 

アディダスはスリーストライプスというシンプルな象徴的アイコンを持ちながら、複雑にロゴが変遷していく様はナイキと対照的で興味深い。

RELATED ARTICLE

ご相談ください お問い合わせ