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買い手の効用マップ
【buyer utility map】

CATEGORY : ブランディング用語集

UPDATE : 2018.12.02

文責 : 松山響

競合のいない新しい市場を創造する「ブルーオーシャン戦略」における重要なフレームワークの1つ。買い手の効用マップとは、提供する商品・サービスを様々な観点から検証し、改善点や差別化できる要素を探るフレームワーク。

商品・サービスにおける不備や漏れ、あるいはもう少し手間暇を費やせば格段に利便性が良くなるようなボトルネックを探していく。効用マップは6×6のマトリクスを作成して埋めていく。
 

縦軸に置くのは「効用を生み出す6つのテコ」。下記6項目が評価対象となる。

■顧客の生産性:時間短縮やアウトプット量に貢献可能か

■シンプルさ:単純明快か

■利便性:手間がかからず、便利か

■リスク:リスクを減らせられるか

■楽しさ・好ましいイメージ:楽しさは増しているか

■環境へのやさしさ:環境負担が少ないか

横軸に置くのは「購買経験6ステージ」。下記6項目を評価していく。

■購入:商品がすぐに見つかり、購入は簡単か

■納品:すぐに使えるか

■使用:誰でも使えるか

■併用:類似品と比較可能で、性能が優れているか

■保守管理:手入れが簡単・安価か

■廃棄:廃棄するときのコストは安いか

自社ブランドについて各マス目を検討しながら、どの部分が顧客にとってメリットで差別化が図れるのかを検討する。
競合ブランドもプロットすることで、自社の立場がより鮮明に分析できるだろう。

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