競合のいない新しい市場を創造する「ブルーオーシャン戦略」において、戦略を実行に移す際に障壁となる4つのハードルのこと。
企業がアイデアを実現させるには様々な壁を乗り越える必要があるが、特にブルーオーシャン戦略においては現状からの著しい離脱や改革を伴うことが多いため、組織からの抵抗は避けられない場合が多い。
代表的な4つのハードルとは下記のことを指す。
・意識のハードル
戦略変更の目的とゴール、その戦略の重要性を従業員が理解し、共通認識を持つ必要がある。現状に執着している企業ほど、従業員の意識を変えるのは難しい。
・資源のハードル
大幅な戦略の変更は、より多くの先行投資と経営資源が必要となる可能性が高い。
・士気のハードル
ブルーオーシャンへの移行は、従業員やキープレイヤーのモチベーションの低下を引き起こすリスクもある。彼らをいかにうまくモチベートするかが成功の鍵を握る。
・政治的なハードル
戦略が革新的であるほど、既得権益を守ろうとする保守層の抵抗に合い、計画が頓挫する可能性も。有力者に立ち向かうには、より強力な有力者を味方につける必要がある。