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【コンテンツマーケティングの成功事例(2)】SnapChatの限定感をビジネスに生かす

CATEGORY : ブランディング成功事例

UPDATE : 2019.04.10

文責 : 松山響

1962年創業、米国発のメキシカンファストフード店「Taco Bell(タコベル)」。2015年には日本初上陸し、東京・渋谷の日本1号店は連日長蛇の列で賑わっていたことは記憶に新しい。

同社は写真共有型SNS「SnapChat」を先駆的にビジネス活用し、リブランディングを成功させたことで有名な企業でもある。

SnapChatの最大の特徴といえば、動画コンテンツが閲覧できる時間の短さにある。閲覧者が特定のコンテンツ見られる時間は最大でも10秒であり、その時間を超えるとコンテンツは自動的に削除されてしまう。

この時間制限は一般的に考えると不便に感じるかもしれないが、逆に「今しか見れない」というコンテンツの寿命の短さが限定感を醸成し、数ある情報の中からユーザーの関心を惹きつけることに成功。

さらに、SnapChat特有の編集機能を生かしてポップな映像に加工することで、これまでタコベルにどこか古臭いイメージを抱いて離れつつあった若年層からの支持を再び勝ち得ることができた。

同社は2016年5月に実施したキャンペーンでも、SnapChat史上最高と言われる1日閲覧数2億2400万ビューを記録し、アプリ史上最高のキャンペーン効果を上げている。すぐに消えてしまう動画という特性からSnapChatのビジネス導入は難しいという定説を大きく覆した事例として、今なお数多くのメディアで取り上げられている。

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