Branding Knowledgebase SINCE.

【コンテンツマーケティングの成功事例(7)】コンテンツマーケティングの始まりは農業雑誌だった

CATEGORY : ブランディング成功事例

UPDATE : 2019.04.24

文責 : 松山響

コンテンツマーケティングが日本で話題になり始めたのは2014年ごろのこと。ただ、コンテンツマーケティング自体の歴史は意外と古く、その起源はなんと1895年まで遡れるという。

それが、アメリカ・イリノイ州に本社を構える世界最大規模の農業機械・建設機械メーカー「John Deere」が発行している雑誌「The Furrow」である。

「The Furrow」は自社の農機具を売り込む製品カタログではなく、収穫作業を効率化する方法や新技術の紹介など、農家にとって有益な情報を提供する雑誌。

広告で製品の魅力やメッセージを発信することが主流だった時代に、あえて宣伝はせずに農家の人たちが喜ぶ情報を発信することで、ターゲットとのリレーションを築くことに成功。12の言語、40カ国以上の国、全世界400万人もの読者に読まれるメディアとなり、結果的にJohn Deereの商品・ブランド認知とブランドイメージの向上につながった。

同雑誌は現在も発行されており、一部はデジタルコンテンツ化も行いながら、120年以上続くオウンドメディアとして同社のマーケティングに貢献し続けている。

John Deereが業界トップクラスの地位を維持していることを考えると、最も長期間にわたってコンテンツマーケティングに成功している事例と言えるだろう。

RELATED ARTICLE

ご相談ください お問い合わせ