競合のいない新しい市場を創造する「ブルーオーシャン戦略」における重要なフレームワークの1つ。
戦略キャンバスでは、対象となる事業の競争要因を横軸に並べ、ぞれぞれの要因における相対的価値の度合いを縦軸で表し、
自社と他社の取り組みを比較する。
自社のグラフの折れ線が他社と一致している場合は、他社と強みや弱みが似ている可能性が高い。
他の競合他社も同じようなグラフの形をしている場合、その市場は競争が激化したレッドオーシャンの状態だと言える。
一方、自社のグラフの折れ線が他社と異なる場合は、新たな市場を創造できる可能性が高い。
あるいは、他社と同じようなグラフの形をしていた場合、そこから意図的にグラフの形を変えることで、ブルーオーシャンを見出すこともできる。
意図的に変えたグラフの形が自社の強みや理念にあっているか、将来性や収益性はどうか、経営資源や外的要因から実現可能なのかなど、様々な観点から検証して戦略を組み立てていく必要があるが、その第一歩となる分析が戦略キャンバスだといえる。