AWS Supply Chainの機能と料金体系について解説「次世代型サプライチェーン管理の実現に向けて」
目次
はじめに
近年、ビジネスのグローバル化と顧客の要求の多様化により、サプライチェーン管理はますます複雑化しています。これに伴い、効率的なサプライチェーン戦略が企業の成功に欠かせない要素となっています。こうした課題に対応するために、Amazon Web Services(AWS)が2023年4月3日に「AWS Supply Chain」の一般提供を開始しました。AWS Supply Chainは、優れたサプライチェーン管理ソリューションとして注目を集めています。そこで今回は、AWS Supply Chainに関する機能と料金体系について解説していきます。AWS Supply Chainにできること
- データ統合
- リアルタイムビジュアルマップ
- インサイト
- 需要予測
- コラボレーション
データ統合
- データレイクは、異なるソースからのデータを一元管理します。
- サプライチェーン用の機械学習(ML)と自然言語処理(NLP)を使用して、異なるデータを理解し、統合されたデータモデルに変換します。
- データソースは、SAP S/4HANAやサプライチェーン管理システムなどさまざまなシステムから取り込めます。
- EDI 850と860のメッセージは自動的に変換されます。
- 他のシステムから直接データをAmazon S3バケットにロードし、データレイクに自動的に取り込まれます。
- 4つの接続タイプ
- 37のデータを格納
リアルタイムビジュアルマップ
- データレイク内のサプライチェーンデータから自動的に潜在的なリスクを洞察し、リアルタイムビジュアルマップに表示します。
- リアルタイムビジュアルマップを使用してデータをコンテキスト化します。
- 在庫の選択と数量、各場所の在庫の健全性(在庫切れのリスクがある在庫など)を強調表示します。
- 在庫管理者は、特定の施設を掘り下げて、現在手元にある在庫、輸送中の在庫、およびリスクにさらされている可能性のある在庫を表示できます。
インサイト
- MLモデルを使用して、正確なベンダーのリードタイム予測を生成し、在庫切れや過剰在庫のリスクを軽減します。
- 在庫管理者や需要計画担当者は、インサイトウォッチリストを作成し、特定のリスクや影響を受ける場所を監視できます。
- リスクが検出されると、アラートを生成して対応を促します。
需要予測
- AWS Supply Chain Demand Planningは、正確な需要予測を生成し、市場の状況に合わせて調整します。
- 需要計画担当者はチーム全体で協力して過剰な在庫コストと無駄を回避できるようになります。
- MLを使用して、過去の販売データとリアルタイムデータを分析し、予測を作成します。
- モデルを継続的に調整して精度を向上させます。
- 変化する需要パターンとユーザー入力から学習し、ほぼリアルタイムの予測更新を提供することで、サプライチェーンの運用をプロアクティブに調整できます。
コラボレーション
AWS Supply Chain はコラボレーション機能を備えており、チームメンバーはチャットやメッセージの送信を通じてリスクや推奨オプションに関する情報を共有し、問題の解決に役立ちます。料金体系
- ストレージサービス→$0.28/h(約 21,692円/月)
- 追加ストレージ→$0.25/GB/(100GB/月約 2,692円/月)
- インサイト→$0.40~0.065/SKU
- 需要計画→$0.30~0.035/SKU

